2016/10/30 ベルジュエール

福田晴子、他

ベルジュエールは、瑞牆山十一面岩正面壁の看板ルート。数年前から狙っていたが、とうとう登るチャンスが。

アプローチは、2週間前に渡邉優子ちゃんとJoyful Moment登った時に確認済み。植樹祭から1時間ちょっとで到着した。

1P 5.11bフォロー
ハングからスラブのボルトルート。ハング下、右に行くところで苦戦。ハングを抜けてからのスラブも寒さと恐怖でA0。おまけに、かじかんだ指を切り流血し、テーピングで手当てしながらなんとか登る。ルートは日が当たらず寒かったが、1P終了点は日が当たりほっとする。

2P 5.10aリード
小ハングの左トラバース、1Pの恐怖で体がこわばっておりさっそくテンション。ハングを抜けてフィンガークラック沿いにスラブ登り。プロテクションはハーケン。立ち木にスリングのところでピッチを切る。

3P~4P前半 5.7 フォロー
コーナークラックを立ち木沿いに木登りを交えて登る。ハンドクラックの手前まで。#0.75~#2使用。40m。

20161030_1_mizugaki

4P後半 5.9リード
白くまのコル下。広めのハンドからフィンガーサイズのきれいなクラック。途中に壊れたフレンズの残置あり。掃除屋さん、仕事ですよ! シロクマのコルは古いスリングの残置あり。今は懸垂で下降する人もいないだろうから撤去したいところ。#0.75~#3使用。

5P 5.10aフォロー
ハイライトの大フレーク。ハンドサイズと#5+60スリング使用。フレークの縁は持ちやすく、フェースのスタンスを拾えるので思い切りレイバックで登れる。チョー気持ちいいピッチ。

6P 5.8リード
チムニー。1ヶ月前右ひざを3針縫う怪我を負ったというのは言い訳で、実力不足のため#6決めてテンション。チョックストーンで#3を入れるが小さすぎで#4は持っておらず(#5がいいらしい)もう一登りして#2を入れ、テンションして#6を外す。スラブに乗ってリングボルトまで登り、ロワーダウンしてチョックストーンの#3と#2を外した。(外さないとスタックしてしまう)一番苦労した。5.8かあ。チムニー苦手。

20161030_2_mizugaki

7P~8P 5.10b リード
7Pは逆イの字のクラックが見えるのでブッシュを歩き。8Pは初めチムニー登りで1mほど登りフレークのクラックを快適に登っていく。アンダーのハンドクラックを左に登り、一旦クラックが途切れた先に左ハンドをエイッと入れるが決まらずにテンション!またしてもOS失敗!縁のフレークを使うのが正解だったのね。

9P~10P 5.8 フォロー
9Pはリッジをコンテで。10Pは木の左側のクラックを登る。頂上は素晴らしい眺めで大満足。

20161030_3_mizugaki

■下降
瑞牆本Ⅱ160ページの通りに下りれば30分で取り付きに。途中フィックスロープで懸垂する。ロープが古いので、取り替えたいところ。
ヘッドランプを使わずに駐車場に戻れた。

■感想と反省
モミジの紅葉とカラマツの黄葉が綺麗で天気に恵まれ、最高のロケーションの下気持ちいいクライミングが出来た。とは言え中身は、フェースで、スラブで、チムニーで、クラックでテン山。「ゆるい靴」「膝のけが」と言い訳もあるにはあるが、実力をつけてもう一度RP狙って登りたい。
次回行くなら、使い古したロープをもって行き、残置ロープを交換できたらと思う。

■コースタイム
7:30 駐車場発
8:45 正面壁
9:15 スタート
12:00 シロクマのコル
15:10 正面壁山頂(所要時間約6時間)
16:15 取り付き
17:00 駐車場

■持ち物  ※トップは空身、フォローがサブザックで荷揚げ
・60mロープ シングル(50mでも可)
・キャメロット#0.4~#3を2セット、#4~#6を1セット
(次回は、#0.4~#5を1セットで行けると思う)
・エイリアン1セット(ほとんど使用せず)
・アルパインヌンチャク 5
・ヌンチャク 8
・飲み物0.5リットル×3(2人分)
・防寒着、サブザック、ヘッドランプ

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