2016/5/3-4八海山

桜井,渡邊,田中  記:田中
桜井さんと山に行ってみたいと思ったのは,Aさんから「桜井さんはアメをくれる」と聞いた3年前のこと。
ついに実現したが天気予報が悪い。「海と山のレジャーはご注意・・・」と各局のお天気お姉さんも言ってる。
個人的にはNHKの人が好き。最近急にギャルっぽい人になってしまったけど。。
そもそも八海山なんて酒の名前でしか知らないのでネットで調べるも,情報がほとんどない。
[八海山 バリエーション]なんて検索すると,出るわ出るわ日本酒のバリエーション。
山の情報より楽しいので,ただのネットサーフィンに終始する。
かろうじて新潟の山ということがわかり,そして当日(おい)。
5/3
越後湯沢から六日町へローカル線で向い,登山口(城内口:屏風)まではタクシーで行く。
予想していたが雪は全然なく,登り始めは緩やかなハイキング状態である。
4合目に差し掛かり,この先から突然破線ルートになる不思議な登山道。
「まあ鎖がちょろちょろ出てきて,少し木登りすれば終わりかなあ」などと大きな勘違いをしていた。
そこから上はずっと鎖鎖鎖鎖鎖鎖鎖鎖鎖鎖鎖鎖鎖鎖雪鎖鎖鎖鎖鎖。
あんな大量の鎖は,エンマ様に鎖地獄へ送られない限り今生見ることがないだろう。 鎖フェチは行くといい。
どれだけ昔に開かれたのかは知らないが,結構怖い垂壁やトラバースを含んでいる。
修験道とはこうも厳しいものなのか。
日本三大急登だ!日本三大破線ルートだ!などと騒ぎながら,順調に登ってゆく。
途中雪渓のトラバースがあったが,下が切れ落ちていて滑ったら200mは飛ぶだろう。
桜井さんはツボ足で通過したが(渡邉さんも),自分はアイゼンを履いた。
「雪やらかいじゃん」と言ってたがこれが経験の差か,はたまた得手不得手の差か。
稜線に出る手前で急に風が強くなり,これからの荒天を告げていた。
避難小屋は2階建てで正面にトイレの建屋がある。
ウレタンマットや毛布もあってとても快適だ。
小屋には我々だけなので広々と使わせてもらう。
渡邉さんは1番大きな荷物で歩いていたが,ビール日本酒におでんと豊富に持ち込んでいた。
3時半から飲み始めて5時にはやることがなくなった。
小屋日誌などを読みながら適当に過ごし,6時から飯を食べて8時に就寝。
夜半から猛烈な風の音で熟睡できなかった。
5/4
5時ころに外を見ると霧雨,7時ころはしっかりと雨になってしまった。
予定変更し,雨の上がる時間を見て八つ峰を少し攻めて下山とした。
9時ころに急に雲が切れて青空が広がる。
下界は全て雲海で,青空に標高の高い山だけが浮いている。
個人的にベストオブ雲海。
八つ峰に雪はない。
巻き道は雪で埋まって使えないので,鎖の直登ルートで登り降りする。
それなりにハードな仕事をこなして,八海山の最高峰?の大日岳に到着した。
各峰には信仰の対象や道標があり,これを持ち上げたことに頭が下がる。
小屋からロープウェイを目指して下山。
下山道はそれなりに残雪があったが,緩んでいたのでアイゼンは使わなかった。
雪がついた八つ峰は結構難しいだろうな。
そういえば桜井さんは確かにたくさんアメをくれました。
さてムチは…。
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