東丹沢 鳥屋待沢右俣(2級)

2012/6/17
長谷川、池田  記 池田


日曜が空きとなり、急遽日帰り沢に参加させてもらいました。目的地はヒルの巣窟たる東丹沢,鳥屋待沢です。

今回は登攀要素とグレートがちょっとあがる右俣のほう。(左俣は1級上になります)

行程
08:20 本厚木駅集合
09:00頃 煤ヶ谷バス亭
09:30頃 入渓点(巨大堰堤下)
11:15頃 F1大滝下
13:30頃 二俣
15:50頃 三峰山登山道
17:00頃 不動尻
18:00頃 広沢寺温泉
(集合時間以外、大体のうろ覚えなので時刻にズレはあります…)

天候
雨のちくもり、一時晴れ
前日深夜まで本降りだったので、催行が懸念されましたが、明け方に小雨となったので催行決定。
少々の雨では日程が左右されないのは沢の良いところです。

アプローチ
煤が谷バス停より、キャンプ場やマス釣り上のある林道を左手に進んでいきます。
権現橋を超えたところにある作業道に入って、堰堤をこえたあたりで入渓しました。
沢支度しながら数匹ヒルを目撃するも見ないフリ。

入渓~二俣まで
基本的に水量が多く、また湿度も高いのか沢全体にむっとした感じがたちこめてました。
夏だと気持ちよいシャワークライムも、その日は痛くて寒い…
基本的に苔むした沢のへりを使って登っていきました。ゴーロ歩きは長く続かず連続して小滝がでてくる感じ。
登りづらいところは長谷川さんにお助け紐をだしてもらいました。
F1大滝10mはゴォーゴォー激しく上から下に。下に小さな釜あれど滑り落ちたら痛そうだ…
右脇にラインがあるはずですが水流に隠れて分からず、昔あった(という)ハーケンも確認できず。
ということで、確保ロープをだして高巻きしました。高巻きは滝を登る以上に気を使います。
ヒルがちらほら体にくっつき始めます。

二俣~ツメ~登山道
二俣からは直登するにはちょっと辛い小滝が連続して出現。巻いたり、ロープを出しながら登って行きました。
ゴルジュを進んでいくうちに水も枯れ、渓相もガレが多くなってきます。
流木が積み重なり崩壊してる(ようにみえる)滝の手前で、枝沢に入り支尾根までツメていくことに。
ツメるのがちょっと早かったかな?上にあがったものの踏み跡はなく30分以上は藪コギが続きました。
長谷川さんと話したのは、枝沢を詰めないで巻いて、もうちょっと本流を進めばよかったのかなぁと。
沢のツメは難しいです。
ヒルが長谷川さんの右手にピッチリとな。4倍くらいに膨れ上がったヤツはそれはもうビジュアル系。

登山道~不動尻~広沢寺温泉
下山道は少々悪いところもありましたが、道自体に問題はなし。
ただ歩いていると足元からヒルがにじりよってくるのが恐怖…片足ごとに7,8匹くっついている感じでした。
沢靴と脛あてをつけて下山したほうがよかったかな?はがしてもはがしてもくっついてくるのでもう見ないフリして下山。
広沢寺温泉で荷物や服からヒルをはがしとるのに苦労しました。
沢は全体的にやや渋め(水量が多いのもありましたが)の小滝が多く、ツメもむずかしめ。
なによりも本沢の核心はヒルなんじゃないか。そう思うほどヒルが元気で多かったです。
東丹沢に入る際はよりヒル対策を万全にしようと思います。ハッカ水もつくってみようかな。
なにはともあれ楽しかったです。

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