2006/10/8
本多、榎戸(チーム84) 本多 記
錫杖に行く予定が、雨のため変更。
戸台の駐車場に車を止めて林道をアプローチ。途中までは階段などがあり、整備されていますが、途中から川沿いを木をつかみながら進みます。1時間ほど歩くと左手に大きな岩が見えます。(これが戸台幕岩)岩が見えたらケルンがあるところから山に入って、30分ほどで取り付きです。
ほとんど来る人がいないのか、チョークの跡は全くなく、真のオンサイト能力が問われます。岩質は甲斐駒が花崗岩であるにもかかわらず石灰岩です。岩は全体的に脆く、突然はがれます。ロケーションは最高で完全に山の中です。
今回のルートは、フリーの戸台同盟(フリーマルチ・12b)
1P目(5.11b) 本多リード
豪快なハング越えからスタート。ハングの手前で頭大の石を落とす。脆い。ハング越えでいきなりテンションをしてしまう。ハングを越えてからもカチカチなフェイスを上がります。こちらは快適でした。
2P目(5.11a/b) 榎戸リード
スラブのようなフェイスのような、どこでもホールドになりそうでならない微妙なライン。トポにある通り精神力を試されます。 じわじわ系、まるで小川山のスラブのよう、岩質全然違うのに。
3P目(5.8) 本多リード
グレードを過信すると滑ります。しかも脆い。 浮石があり、屈辱のテンション…
4P目(5.12b) 榎戸リード
ハイライト。出だしから強烈なボルダームーブ、1-2級。そこを越えてからもボルダームーブ連発で意味不明。出だし以外は染みだして濡れていた。触るホールド全てにはじかれ、ムーブは全く未解決。ボルト間隔が近かったため、ヌンチャクしかつかんで登りました。本当に意味不明…
5P目(5.9) 本多リード
斜上。短いけど立体的。 ここはさくっと終了。
6P目(5.12a) 榎戸リード
薄かぶりカチカチルート。体を振るのが難しい。ムーブは解決せず。トポにあるように上部のリップをつかんで這い上がるのが最高に難しかった。
テンションしまくりで抜けましたが、面白いルートです。12のピッチは実力範疇外でしたが、実力をつけてまたチャレンジしたいと思います。