唐沢幕岩 畠山ルート

2005/8/5-8
坂口、本多  本多 記


8月5日(金)

坂口車にて七倉まで、明け方3時ころ到着、就寝。

8月6日(土)

8次起床、タクシーにて唐沢出合。9時ころ出発、3時間ほどで神奈川の宿到着。この日は周辺の岩でちょっとしたクライミングをして過ごす。

7時半くらいから雨が降り出す、次第に強くなり雷雨に。次の日の岩の状態が心配になる。

8月7日(日)

6時起床、8時取付より登攀開始。

1P:坂口リード。ロープをつないで登るが予想通りびしょびしょ。草付のルンゼを直上。

2P:本多リード。さらに草ぼーぼーのルンゼ状スラブを直上。

3P:坂口リード。草付を直上。

4P:本多リード。ビレー点から少し右へトラバース後、フェースを人工で直上。

5P:坂口リード。左側のフェースから人工でハングを越す。フォローのわたくしはここのピッチだけで1リットルくらい汗をかいた。

6P:本多リード。水の滴る凹角をフリーで直上。私がリードした中でここだけがクライミングって感じだった。凹角を抜けるとスラブを右上、左側の木をつかんで登った。滑り台テラスはテラスではなかった・・・。

7P:坂口リード。滑り台テラスの左から直上。

8P:本多リード。ビレー点からあぶみを使って左へトラバース、少しあがるとブッシュ帯になる、直上後右へトラバース。悪い・・・。大スラブの下にビレー点。

9P:坂口リード。スラブをやや左上、快適・・・だったがボルトがほとんどなく40Mでとったプロテクションは3~4つ。ビレー点がわからず、やや左下のブッシュでビレー。

10P:本多リード。ルーファイミスで悪い草付を直上するものの敗退。ビレー点のすぐ左脇に大テラスを発見。ここで小休止。

11P:本多リード。本当の終了点より手前でピッチを切ってしまったので坂口さんがさらに10m先の終了点まで。

12P:坂口リード。大チムニーの下部ハンドクラックをフリーで、その後本当にふかふかの苔むしたスラブを人工。その後やや左上レッジで終了。最初だけちょびっと面白かった。

13P:本多リード。またもやルーファイミス。ブッシュ沿いに左上してしまう。15mほど進むとビレー点発見。ビレー点の右のフェースに残置ピトンとスリング。今思えばこれも敗退のあとだったのでしょうね。さらに先に進もうとするものの、悪すぎて敗退。レッジまで戻り、目の前のフェースを3mほど人工で直上後、右のブッシュだらけのカンテに移る。ブッシュをのぼり、やや右側にビレー点発見。感動・・・

14P:坂口リード。ビレー点より左上。ここからはビレー点ではなくブッシュでビレー。

15P:本多リード。ひたすらブッシュ。

16P:坂口リード。ひたすらひたすらブッシュ、そしてバンドに到着!感動したけど疲れすぎててぼーっとしちゃったね!

18時30分、バンド到着。下降点を探しバンドを岩に向かい右へひたすら歩くが暗くなったので、ブッシュの中でビバーク。夜中にアリがズボンの中で大暴れ。それ以外は雨も降らず快適だった。

8月8日(月)

6時起床、行動食のドライフルーツとお水でちょとだけ空腹を満たし出発。さらに右に歩き取付きを探すが見つからず、引き返す。ビバーク地点から15分ほど戻ると赤テープのついた右稜ルンゼを発見。ルンゼというよりは涸れた小川といった感じだった。しばらくテープ沿いを下ると懸垂地点に到着。5~6回懸垂を繰り返しブッシュ帯につく。さらにそこから2回ほど懸垂。登山道に出てからは大町の宿経由で神奈川の宿へ。10時30分到着。

軽く行動食を食べ、パッキングをして11時30分出発。下りは金時の滝でロープを出す。2回の懸垂。

14時頃唐沢出合到着、運良くタクシーをキャッチ!

こうして僕たちの冒険は終わり、薬師の湯でゆったりして、おーいーしーいービールをごくごく飲んで、ガストでとんかつをがつがつ食べて帰路に着くのであった。

おしまい!

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