一ノ倉沢(変形チムニー・南稜フランケダイレクト)

2001/5/19~20
メンバー:三浦・山本(武)・飯田・星山  星山 記


18日 21:00新百合で待ち合わせ。一路谷川へ。途中のコンビニで食料を仕入れるが酒類手に入らずちょっとがっかり。登山センターから先は車両進入禁止(平成13年は6月1日まで)ここから歩く。途中の出合の避難小屋に先に釆ている飯田さんに声をかけ出合の駐車場でテントを張る。我々だけ。りっぱなトイレができているが閉っていて使えず。盛り上がらない夜で早々に寝る。
19日 朝からドビーカン。出合はまだ雪の壁2M以上ある。飯田さんと合流し5:30出発。三浦さんが3年来「変チ」をねらっているがいつも取付が濡れていて断念していたとのこと。コンデションがよかったら「変チ」にする。雪渓を歩いている時はよいがテールリッジを登ると汗が流れ落ちる。イワカガミが咲いている。中央稜取付で支度をして「変チ」取付へ。乾いている。中央稜1組中央カンテ又は凹状2組変チ3組(1組はもう上)後のパーティは木元さんが移った山岳会。飯田・山本組、三浦・星山組に別れる。

変形チムニ

7:10登攀開始

1P三浦リード
やさしいフエース
2P星山リード
左上し左ヘトラバースし直上。ビレイしていると三浦‥・…
3P三浦リード
クラック。ホールドが遠いところがある。ルート図の4Pも続けて登る。
4P三浦リード
核心部頗チ」三浦さんのたっての希望で残念だが?リードを変わる上に行くにしたがい狭くなるチムニー。思い切り外に出る。以外にやさしい シーズン始めのせいか落石が多い。
5P星山リード
バンドを右へトラバースし中央カンテルートと合流。
6P三浦リード
以前中央カンテに釆た時は濡れていたが乾いている。チムニー内壁をバックアンドニーで登りフエースへ。
7P星山リード
フエースを右上。
8P三浦リード
2Mの垂壁をAOで越える。岩が浮いている。右にトラバースし凹角下に出る。ここをAOで越え四畳半テラスへ。
9P星山リード
凹角内のクラックを左上。
10P三浦リード
階段状を左上。
11P星山リード

烏帽子岩の左側の湿ったルンゼを登り左の草付へ11:00終了。
昼食をとっているとポツポツと大粒の南。雨具を着け早々に引き上げる。カミナリが近づいてきてピカピカ、ゴロゴロ、ザアーザアー(雨)バラパラ、(霞)なんという山の天気の変わりやすさ。テールリッジの末端で靴を履き変えていると武さんがクライミングシューズを岩と雪渓の間に落としてしまった。ロープで確保して雪の下へ入るが危険なので断念。「明日はどうしょう?」15:00出合に帰ってくると雪上で歩行訓練をしているパーティーがいる。埼玉労山の人々らしい。テントがだいぶ増えている。雨が止みそうもないので明日の予定を考える。今日のお酒もないことだしと車で食事に出る。山菜の天婦羅やおそばをたらふく食べてビールを飲んで反省会?天気予報を聞くと明日の降水確率は0%というので期待しつつ帰る。テントに帰ると回りは大宴会の真っ最中。私たちもささやかに宴会。明日のこともあるので早めに休む。

20日 5:00出発。今日は人出が多い。我々は南稜フランケダイレクト取付点に着く。濡れたクライミングシューズが気持ち悪い今日は靴の都合により飯田・星山組、三浦・山本組とする。

南稜フランケダイレクト

7:00登攀開始

1P飯田リード
鎌形ハングの中央を突破して行く ハングの岩が皆浮いていて体重をかけていいか心配だったがA1でそろりと行く。
2P星山リード
かぶった岩を木の上に立って越すのだがリュックが木と岩の間にはさまり困った。後は快適なフリークライミング。
3P星山リード
やや右寄りに直上しランペを左へ ここも快適
4P飯田リード
ハング下を左へトラパース 私には遠い所がありちよっとつらい。笹をかき分け南稜の草付へ出る。 9:00
5P飯田リード
初心者の後についたのでゆっくり登る
6P星山リード
南稜ってなんてやさしいのだろう
7P飯田リード
馬の背
8P星山リード
最後のピッチ 垂壁だがガバ。10:00終了
昼食にする。暑いくらいの日差し。紫色のコザクラが咲いていた。慎重に降りカメラマンに迎えられ13:00出合到着。天気に恵まれ思いがけない所を登れ充実した山行でした。

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