穂高岳 屏風岩 東稜

2001/8/13
メンバー:矢野・星山  星山 記


4時にはもう青空が広がっている。早々朝食を済ませ出発。私は矢野君と組むことになった。1ルンゼに入るともう何パーティーか登っているし後からも続々とくる。壁が見えてくると矢野君は「めちゃかっこいいいっすネ」と感激の様子。
T4尾根取り付きにくると順番待ち。下の1ピッチ目は左から廻り込めるというので行くが濡れているし丸いホールドの上に砂が乗っていていやらしい。しかし2ピッチ目は同ルートなので結局待つことになる。やっとT4に着く。もう三浦・中島・山本組は登り始めている。雲稜が多そうなので東稜にする。
T2に着くと前に2パーティいて最初のパーティが登り始めたばかり。次の3人パーティは新潟のRCCとのこと。会で何のパーティか入ったが昨日まで1週間雨だったため登れなくて帰った人もいるという。混雑が納得。「ふひゃー、ドスン」という音。だれか落ちたのかしら?
1P 星山リード
1H以上待ってやっと登り始める。終了点はせまい棚。またここで1H以上待ち矢野を引上げる。
2P 星山リード
垂壁直登。空中ビレイ。T4を見るとゴチャゴチャの人々「行かなくてよかった」と思いふと見ると。、こちら
に手を振っている人がいる「ウン?」そして4人腰掛けている。村上・坂口・羽場・玉田だろうか?「どうし
たんだろう?」「もしかして落ちたの私たちの会の人?」「降りなくちゃまずいかな?」そして矢野君が「ど
うしたんですか?」と叫ぶと聞こえたのかどうか手を振っている。大丈夫そうなので先に行く。
3P 矢野リード
前のパーティがすぐ左上の2~3Mのところでピッチを切っている。追い越せないのでそこまで。時間がか
かってしょうがない。
4P 星山リード
本来のビレイ点へ
5P 矢野リード
人口で直上。かぶりぎみの遠い所があり少し右側から登る。
6P 星山リード
人口で直上した後フリーになりすぐ左の棚へ。ここは右側トラバースしたほうがよい。
7P 矢野リード
棚を右に廻り込みやさしい草付きをフリーで。
8P 星山リード
途中まで人口で行き、あとはフリーで直上し林の中に入り終了。
ここで屏風岩の頭まで行くか考えたが時間が遅いので同ルート下降にする。まだ2・3のパーティーが登って来る中を「すみません」と声をかけながら降りる。4PでT3に降りる。T2から声がかかり「何時から登ったんですか?」「上までいかれましたか?」と聞かれる。今日はビバーグするらしい。明日は今日のようなことはないでしょう。
T4尾根終了点に着くと2パーティーが懸垂待ち。雲稜はまだ登っているパーティーや懸垂で降りて来るパーティーも何組かいる。私たちの前のパーティーに話を聞くと上まで行けなくて途中で降りて釆たと言う。抜けられたパーティーは2~3パーティーらしい。
T4尾根取付に着く。そこで村上さんの知り合いの人から落ちたのが羽場さんだと聞いてビックリ。しかし自分で降りたようなので大丈夫そうと言う。夕闇せまる中1ルンゼを注意深く急ぐ。明るい内に川を渡り一安心。横尾に戻る。羽場さんはどこもケガがなく元気そうでホッとする。矢野君は「めちゃ楽しかった」ビールのおいしこと。中島君の食当でハヤシライス。「アー オイシイ」 。

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