2001/12/23～24
メンバー：星山・山本美 山本美 記
思えば会に入って初めての冬合宿、初めてアイゼンを付けての山登り2回目にして行った赤岳主稜、リードしたくて再チャレンジした。
12／23 快晴
朝9時、横浜線中山駅で星山さんと待ち合わせ、カリブ号で出発。すいていたので、美濃戸口バス停に12：30着。車はここまで。山荘でうどんを食べ1：10出発。途中、親切な方に美濃戸山荘まで車に乗っけてもらった。女性パーティーだと、こういううま味があってちょっとうれしい。風もなく、展望良好、横岳や赤岳が真っ白だ。あまりに白いので、明日の登攀を心配する。
行者小屋には4：10到着。今回は小屋素泊まりなので、こたつでぬくぬくする。外はマイナス16度、星空だ。
12／24 曇り（ガス）のち晴れ
5：30起床朝食はみそぞうすいとラーメンで暖まる。いらない荷物を小屋にデポして、7：15出発。気温はあいかわらずマイナス16度だ。ガスで真っ白の上、風もある。8時ごろ、取り付きへの分岐点に到着し、先行パーティーを少し待ち、トラバースして9時頃登り始める。
1P：星山リード ハング気味の岩を力ずくで乗っ越す。雪の少なかった
前回は、トンネルをくぐって通過した所だ。
2P：星山リード 風が強く、星山さんがすごく寒がっている。
3P：山本リード
4P：星山リード
5P：山本リード
6P：山本リード 核心部、右から岩を回り込んで、凹状を登るが、ルートがよく分からずトラバースしすぎて戻
ったりして、ちょっと怖かった。星山さんが、他パーティーのシェリンゲに絡まり、ピンチ。
7P：星山リード
8P：山本リード
9P：2人で歩いて、稜線の縦走路へ抜け、そのまま南峰の山頂へ。
山頂についたのが、午後1時。誰もいないので、かわりばんこに写真を撮る。お昼ごはんに取り出したパンやジュース、とっておきのビールまで凍っていてショック！ガスがとれ、富士山や南アルプス、八ヶ岳南部・北部がよく見える。なんで、もっと早く晴れてくれー！ガスは取れたが、風はますます強くなり、雪片や小石が飛んできて痛い。文三郎尾根を下山する。赤岳がすばらしい眺めで、2人して喜び合う。美濃戸口には4時すぎに到着し、もみの湯でさっぱりして帰ってきた。あと、雪道を車で初めて運転したので、隣の星山さんはさぞはらはらしたことだろう。
今年のクリスマスは、例年に比べて雪がべったりで、しっかりホワイトクリスマスを満喫した。主稜には、10パーティー以上取り付いていたが、渋滞もなく、自分たちのペースで登れた。何より、核心部がリードできて、うれしかった。
