白馬主稜

1997/4/4~5
メンバー:飯田・他1名  飯田 記


4月4日 曇り・雨
7:00 国鉄白馬駅を出発
10:00 白馬尻出発、先行トレース有り。稜線は雲の中。先行パーティは峰の上でテンパル。
我々はどこだか分からないままに、高い所、高い所と進む。現在地は一切不明。但しまだうっすらと所ところトレースがある。稜線だから進めている。
16:00 傾斜の緩い稜線を1~1.5m削り下げ、多分4峰の上と思われる所(後の推測より)でテンパル。
4月5日 雨
8:00 天気も情報により明日も良くなる見込みなし。それなら出発しようという事で出発。昨日よりも視界悪く、稜線だから進めているので、これが雪原ならお手上げである。トレースはもう無し。視界は20~40mか。黒い岩は100m位手前から辛うじて分かる程度。2峰の岩壁を右から巻いた所までは確かなるも、それ以降のルートは一切判読できず。
強引に進んだら、頂上直下なると思われる雪壁で相棒が新雪と一緒に滑落、シュルントにて救われる。
12:00 それやこれやで同ルートを引き返す。途中悪い所はザイルを出す。(それまでに1度も出していなかった)
昨日の先打パーティは賢明?にも撤退していた。8峰直下にて、何でもない雪面で相棒再度滑落。胸を強打して(後で分かった事)うなり、それ以後ぐったりして動かず。上から見ていて、首でも折って死んだかと思う。何と言ってご両親の前に出るか一瞬考える。
18:00 白馬尻
20:00 作業小屋に潜り込み寝る。
後から振り返って見たら、8:00に出発してより、non-stop・non-bread相棒は目が回って落ちたと言っていた。
東京に帰り、医者に行き、何とも無いと言われホットする。
帰り、うるさい倹札に付け狙われ、嫌みを言われ金を払う。

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