一ノ倉沢変形チムニー

1997/6/1
メンバー:宮城・伊平・高橋  高橋 記


入会して一ケ月、私にとって嵓での初めての本チャンでした。あの一ノ倉、大きな岩場に取り付いて見た、景色、聞いた音、空気は自然の大きさを教えてくれ、自分はちっぽけな存在なのだという、今まで味わったことのないような感動を私に与えてくれた。が、あのとき感じたゾクゾクするような心の震えも、日々の忙しさに流されて薄れてしまった。時間という力には誰も逆らうことができないのだから淋しいけれど、しょうがないことだ。ヨネ?
大先輩について行くのに必死で無我夢中で登っていたら終わってしまっていたというのが本当かもしれない。天気も良く、とても気持ちよく登れたが、人が多く、落石におびえ、待ち時間がとても長かった。チムニーの中はグチョグチョで私は苔まみれなってしまった。先輩がたが気を使ってくれ楽しく登ることができた。
今まで、アルパインクライミングなんていう世界の存在をほとんど知らなかった。自分がその世界に足を突っ込み、今そのミョーな魅力に取り付かれつつある。この会報を書きながらこの半年を振り返えると、たくさんの人のお世話になった。これからも先輩方にお世話になり続けると思うが、自分自身より貪欲に、覚えていきたいのでよろしくおねがいします。
これから何年かたって、この会報を読み返したとき、こんな時期もあったと笑えるようになるくらい成長したいと思います。
最後に、会報は早めに書かなきゃいけないなと思いました。

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