奥秩父古礼沢

1996/6/22~23
メンバー:小林・木元・田島聡 小林 記


ついに沢登りの季節になった。去年は、沢には登らないと言ったのに結局6本登り、沢登りにはまってしまった。さて今年はどうなることだろうか。、聡君も初めてなので結構面白くなるのではないのだろうか。
21日夜出発して、荻窪にて聴君を拾ろう。車を飛ばして、先ず目指すは滝川林道で有る。滝川林道の適当な場所を見つけてテントをはる。
朝適当にメシを喰い、豆焼沢に下降を始める‥トンネル側に下降路を見つけて、降りるが以外に簡単に降りれた。まず豆焼沢を、約200m位下降して滝川に入る。最初のほうは水量が余りなく、高度さも無いので沢どこをペタペタと歩く感じである。天気が余り良くないので、気持ちが乗ってこない。そのうちに金山沢を越して、大きな淵が現れた。ここは順当に右のルンゼから突破する。そして大岩を越して1時位に釣橋小屋につくが、他の2人が余り調子が良さそうでなく、今日は釣橋小屋に泊まろうと言いだした。しかし先はまだ長いので、やはり二俣まで行きましょうと説得して出発する事になる。
さてここからか、今回の沢登りのクライマックスとゆうか、一番の楽しみであるゴルジュである。しかし天気がいまいちなので気分が余り乗らない。普通ならとっくに水に入っているのに、今日は余り入る気にならない。曇りなので、結構薄暗く段々寒くなってきた所々小滝が出てくるのだが、ほとんどがへつりに終わってしまう。時間が遅くなってきて4時を過ぎたら段々と暗くなってきた。その内木元さんが、ビバークのポイントを探すから先ににいくと言って、先行してもらうことにした。そのころ聡君は疲れがピークにきて結構ボロボロになっていた。ビバークポイントまで滝があと二つなのだが、2つめの滝ではA0でへつって行く所なのだか、終に力つきて釜にボチャーンと落ちてしまった。聡君は全身ずぶ濡れになり、結局我々かビバークポイントについたのが夜の6時位だった。
さてそれからは、とにかく懸命に薪を拾う事に専念した。まあ1晩は、もつぐらいの量を確保出来たであろう。晩飯を喰いながら、いろいろと話をして9時位には寝てしまったが今日ここまで登ってきたのは、明日の行動を考えるとやはり正解だったのだろう。
朝起きたのは7時位だったと思う。適当に飯を喰い出発をするが、どうも腹の調子が良くない。すぐにキジを打って、また登りはじめる。すこし登っていくと下のほうからだれかが登って〈るのが見えた。自分は1人で先に登っていたので、良く見えなかったのだがどうやらヘルメットをかぶっていないようだ。最初注意しようかと思ったのだが、木元さんが喋っているので注意でもしているのかとおもったら、自分も行ってみるとなんと、あの衝立岩の岳人ルートを開拓した、「渡辺斉」さんであったのだ。すこし喋ったりしてまた登り始める。30m4段の滝は右側から難なく越えられて、さらに登っていくとガレたツメになる。その後はブッシュに入り、泥壁の急登を登り詰めると原生林になっている。
あとは適当に登ると、登山道に出て終了する。登山道に出てから、渡辺さんたちとまた会い、一緒にメシを食べながら山の話などをして、下山する事になった。

戻る

 

Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Google Bookmarks