丹沢モチコシ沢

1993/7/17
メンバー:木元・村上・秦  秦 記


気の減入るような梅雨空の続くある日「モチコシ沢へ行せませんか?」の電話あり。で、金曜日の夜10時、新松田で村上さん調達の車に同乗、下山時に備え ユーシンの駐車場まで行って幕営。
翌朝7時出発。林道を戻りガレを下って出合に8時、今日も青空は望めそうもないが、濡れるのはもとより覚悟のうえ。
支度を調え沢に入ると、すぐに大滝が目の前にドーン。豪快に水を落とす2段65mはこの玄倉川流域では最大の滝だという。「どうする?」と声をかけても明瞭な返事無く秦が行くことにする。左の草付と泥の凹角から入ると残置はそれなりにあり、ちょっとフンギりを要するところもあったが、ほぼザイルいっぱいで無事中段のテラスヘ。ハーケン2本とボルト1本でビレー。
次ぎのピッチも秦。ここも左の凹角だから飛沫を浴びるので途中でカッパを着用。中間のカンテ状が少し悪く残置も多い。A0を交じえ最後は大きな岩を抱えるようにして落口に立つ。ここもほぼザイルいっぱい。ボルト2本でビレー。今回は50m2本だったが、45mザイルだと2Pでのぼるのはキツイかもしれない。こ西丹沢の下棚よりやや難しいと思われる2Pを終え、ちょっとと痛快な気分で後続の二人を迎える。10時半。
ここから奥の二俣までは楽しい沢歩き。雨が糸を引くように降っている。
沖の悪場の12mは木元。右の凹角から一歩左へでて再び右に抜ける。その上の18mは村上。右から左上バンド沿いに水流を渡りフリクションとバランスで抜ける。このあと間もなく水は消え、やがて急なザレをつめてモチコシの頭への踏み跡に飛び出す。
熊笹の中を中腰になって進むが、疲れるんだな、コレが。
モチコシの頭1時半。同角沢の上部を横切り、同角山稜の縦走路を大石沢を経てユーシンヘ。3時40分。

戻る

Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Google Bookmarks