中央アルプス 宝剣岳 東壁 中央稜

1993/12/4~5
メンバー:立木・遠藤・飯島 飯島 記


12/3
PM9:30京王代田橋で待ち合わせ.遠藤さんなつかしのチェリオを飲みながら現われる。立木氏買物袋をブラブラさせながら「ヨウ!」
雨が小止みになるなか、中央高速で駒ヶ根へ。途中諏訪インターヘ立寄り、そば屋の秘密について討論する。駒ヶ根到着AM1:00頃か。ちなみに車を山口さんから貸してもらい、小さな宴会をし広々と寝ることができた。

12/4
AM7:00頃起き、8:30頃のバスでロープウェイへ。ロープウェイから先は晴天の冬山が待っていた。立木氏によると去年は(今年の1月頃)雪が多く、ラッセルに苦労したとのこと。今回はクラストしていて楽に取付きまでたどりつく。
1P目立木氏リード、ザイルは40mくらい伸びる。後続はユマールで登る。
2P目立木氏リード途中アイゼンが外れたり、アックスの支点にA1でかなり恐ろしいことをしている。私にはそんな真似できない。後続はユマールで、3P目遠藤さんリード20mで一度切る。遠藤さん3.5ピッチ目フレンズの人工で6mのクラックを登る。
この時点でPM4:00頃であったので、上部でザイルをFIXしてもらい遠藤さんには降りてきてもらう。
3.5ピッチ目、雪をふみ固め1.5mXO.8mくらいのビバーク地を作る。ここにはピンもボルトも2~3個あり、ビレイ点のようだった。ツエルトを被る頃には当たりは暗くなる。幸い風は全くなく、快適であった。

12/5
朝5:00頃起きソバを食べ、6:30頃3.5ピッチ目立木氏リードで行く。10mで一度切る。
4P目立木氏リード、この後続はフォローする。フォローするとトップの苦労がわかる。ランニングは十分信頼するに当たる極めて細い木であったりするので、4.5ピッチ目初めて飯島が行くが正面のクラックはあまりにも私には簡単すぎるので考えるまでもなく右手に回り込む。
所々ランニングを取り、ほどなく雪稜になる。もう1ピッチ雪稜を飯島が行く。
頂上でビレイをとり、終了したのがAM11:00頃。下降は念のためビレイしながらの下降。1ピッチで安全地帯に入る。この日も天気は極上によく、我々の下山時には頂上を目指す登山者と20~30人すれちがった。12:00のロープウェイに乗り、駐車場から東京へ、夕方の4~5時頃到着した。今回が冬のビバークハは初めてであったが天気に恵まれ快適であった。

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