八ケ岳 阿弥陀岳北綾~赤岳南峰リッジ

1992/2/10
メンバー:山本・平館  平館 記


前日は、オーバーシューズのせいかアイゼンがはずれてみんなに迷惑をかけてしまったので本日は、山本氏のスパッツを借りてアイゼンをしっかり結びます。(反省、私もスパッツを新調しよう。オーバーシューズなんて二度とはかないゾット!)。
行者小屋で軽く休んで雪道を進む。山本氏日く、今日は正月よりいい道がついているとのこと。なるほど歩きやすくって快適で心も軽い。おまけに天気まで良い。わたしって雨女とよく言われるけど阿弥陀岳だけはいつも晴れてて縁起がいいななんていい気になったりして… 。
ルンルンと程なく稜線にでると遠くに小さくだけどたくさんの人が見える。どうせ混んでるなら、最色をみながらゆっくり行こうということで再び歩きだす。日も昇りきって北アルプス、中央アルプス、南アルプス、Mt.Fujiとくっきり。ここって山々に囲まれた楽園のようだとひとりうかれてしまう。取りつきについて2パーティ程の順番待ち。後を見るとどんどん後続のパーティがやってくる 。
山本さんのあと、さあ、昨日のような情けないことはできないなとちょっと緊張して取りつく。アイゼンで登るのはこの山行がはじめてだからどうも置く足が安心できないと最初は思ったけど、はじめの2歩が済んだら結構夢中で1歩1歩足を運ぶうちに1ピッチ目終わり。2ピッチ目は歩きやすい岩道って感じで終了。
景色を満喫しながらピークで一休み(実は大休み)。あっけなかったけど無事迷惑かけずにこれたので一安心。(反省、もっとゲレンデでアイゼンを練習!)
中岳のコルにむかう途中で、時間がまだまだ早いのでこれからどうしようかと考えた。赤岳、横岳、硫黄岳の縦走にしようかと言っていたら、居合わせた3人組のパーティに南峰リッジを勧められる。赤岳のピークにそのままぬけられて楽しそうだったのと、私でも平気かとの問いにはOKだったので南峰リッジに行くことにする。
中岳のコルを過ぎ、赤岳への縦走路を左にはいりテクテクあるく。取りつきからまた山本氏リードでのぼり始める。傾斜はゆるいけど歩き慣れないアイゼンと雪なので慎重を心がける。私のロボットのザイルの流れが悪く時折ダブルにしたザイルがからまりえらく悲しい思いをする。(ここでまた反省。私もみんなのようなエイト環を買おう。あと、もっと良いザイルじゃなき やいけないかな?)
赤岳の頂上の直下にて、山本さんが先に行ってというので私が歩きだすと強風とともに頂上のしるしが現われた。あっけなかったけど終了。風を受けながら景色をみながらおやすみ。そして 地蔵尾根を下隆する。
行者から鉱泉の途中で山本さんが年末の山行にいけなかった私のために雪上訓練を再現してくれた。そうこうしてるうちに4時に近くなったので木元さんと斎藤さんの待つテントにもどった。今日一日は本当にもりだくさん。
反省もいっぱいあったけど結構充実。あ、でもまた反省。お酒がこんなに必要だとは思ってなかったのです。(次はもっともっていきますね。木元さんこめんなさい。)

追記 本当に反省、原稿遅くなってこめんなさい。

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