1992/9/15
メンバー:尾原・立木 立木 記
9/15にA字ハングを登ろうと、尾原氏と二人そろって一の倉へと向かう。途中関越の赤城高原あたりで雨となる。毎度のことさとやりすごし一の倉へと着く。
出合には二日前ほどからずっといる下野がいてくれた。へんなやつでもいてくれるとうれしいものだ。しかし、しっかりと雨はふっている。夜半雨足も強くなり、明日はむりだろうとあきらめる。朝6:00ごろまではっきりしない天気で本気であきらめる。ついてないときは、こんなもんさと毎度のこの天気にいいかげんあきらめられるはど雨が多い。それが一の倉さと。
それならばと、冬眠に入ろうとする尾原氏をせかし南フラダイレタトヘ行こうとさそう。
1P目を行きたいと言う尾原氏に1P目をゆずり登攀開始。雨のせいかハング下までぬれていて悪いハングはピトン中心にピンはわりときいている。
2P目右のハング根本の木に登りハングをかわしてフェースヘとりつく。
3P目昔ここがいわゆるV+のピッチ、なんでここがⅤ+なのだと思わずうなってしまうピッチだ(簡単すぎて)
4P目、ぬれた凹角~フェースを左ヘトラバース、左ヘトラバースの一歩が少し悪いものの、V+はない。フォローする尾原氏とさすがV+、いやせいぜいあってもV-だよと少し言いあう。しかしそこはおたがい30代お互いに引いて一件落着。
南稜に合流して、帰幕。明日にそなえて早くねよう。その為には酒が必要だね、うん、それじゃ買いに行こうかと言って湯檜曽までゆく。しかし夕方より本降りとなり、これじゃ明日はダメだねと言って帰ることにする。ついてない時はこんなものさ、とあきらめる。