2月会山行 足尾 松木沢 アイスクライミング

1989/2/11-12
先発:松元 鈴木(光)養田 関
後発:山口 川崎 中川 計7名


先発は足尾着11日15時。テント設営後、散策がてら明日の氷を探す。暖冬で結氷は悪いようだ。なお、自動車のルートは国道122号を信号「田元」で別れてすぐガードをくぐり間藤駅先で踏切を渡り、左に沢越しに精練所を眺めて町が尽きる。足尾ダムで舗装が終わるがすぐ先で左に川を渡る堰堤風の橋を行く。渡河はこの一度だけ、常に河を左に見て行くと右にヘリポートがあり、その先のゲート脇を幕場としたわけです。
夜半起こされ、テントからお義理で頭を出すと下の河原ぞいに車が止まり、白くヘッドライトがついている。後発が来たのだ。しぶしぶ寝具を片付けるが、でもEPIに火が付き、目の前に酒が順送りされてくれば話は別だ。
12日 9時出発 45分歩いて昨日目鼻を付けた車道終点付近の氷瀑に取り付く。1P目、18m。バーチカルではないが、氷が未発達で薄い。山口氏が取り付く。中間ビレイ無しにもひるまず、キャリアの力を見せた。
2P目、中川氏。38m。左が岩、右が氷のコンタクト。氷と言うかベルグラに近い。本日の核心部なり。私は固定で登ったのでゼイタク言えないが、ペッツルの登降器が例の「あの一瞬」の時ちゃんと作動してくれるのか、一抹も二抹も不安がある。こういう所をリード出来る人は本当にうらやましい。
抜けて暫し休憩。アレッ?2Pを右から巻いていた関氏が山口氏と右上の岩に姿を現わした。15mの懸垂を上の山口氏が指導して降りているのだが無責任とは言え、見ていて退屈しない。山口氏曰く、高巻きもハンパではなかった、と。
12:00、3P目、中川氏。氷は多少は良くなったが、のっペリした40m。ちょっと無駄話だがアイスクライミングというのはかなり気楽そうなのだが取り付いて見ると、気楽そうな3mの上にはえてして念仏三味の2mがつながているのだ。
使用スナーグ6、7本。水が薄く、十分打ち込まない内に先端が岩に当たってしまって、苦労している。4P、中

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