瑞牆山カンマンボロン・鎌形ハングルート

1995/11/5
メンバー:桜井・吉江  吉江 記


6:00、木元さんが起きてこない。とても気分が悪そうだ。夜中にもどしていたみたいだし。昭ちゃんはとても張り切っている。わたしは、筋肉痛と低血圧で体がガチガチ……。木元さん抜きで行けるのだろか?。
結局、昭ちゃんと直樹さん、わたしと桜井さんで組んで登ることになった。
6:55出発。気温は-1℃。昨日より寒いようだ。取り付きまでのアプローチは、沢沿いの樹林帯を抜けて行く。十一面のアプローチに比べたら、ラクなハイキングコースといった感じだ。
8:00頃、取り付きに到着。日が当たってきて、気温も10℃になっていた。桜井さんリード開始。そしてわたしがフォロー。昨日よりも登るスピードが早いような気がする。多少、アブミにも馴れてきたようだし、暖かさも手伝ってか、体の動きもいい。
しかし、3ピッチ目。ハングの乗っ越しに、また時間をかけてしまった(昨日も小ハングがなかなか越えられなかった)。桜井さんに「次リードしてみる?」と言われたけれど、ハングで力尽きてもう、そんな気力はなくなっていた。後でやっぱり、リードすればよかったと、後悔した。
そして最終ピッチ。イヤなトラバースクライムダウンを経て、スラブ状を数m登り終了。“よかった”最後まで登れた。14:45。
下降地点が見つからず、15:30頃、同下降。取り付き点、17:00近く。

-感想-
恥ずかしいことですが、会に入っていながら、まともに本番ルートに行ったことがないわたしは、これが始めての完登なのでした。とにかくトップの後を追うのに必死で、終ってみてやっと、「ああ、楽しかった」と実感できました。
木元さんや桜井さんにずっとリードさせてしまって、すみません。今度は必ずリードします。瑞牆山の白い岩塔群が真っ青な空に映えて、本当にきれいで、とても気持ちのよい山行でした。

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