2022/04/09-10 杓子岳双子尾根

高坂(L)、銀嶺会Mさん、Sさん、日登Tさん

元会員のSさんの、2,000mで泊る会に巻き込まれての山行。同じく高所慣れしておきたいTさんが飛び入り参加での賑やかなパーティーとなった。

[4/09] 二股(07:10)-(09:19)猿倉-(12:06)小日向のコル-(13:20)双子尾根1,950m地点 快晴無風、午後から風が強まる。

道の駅白馬で前泊後、二股には7時過ぎに到着。既に20台くらいは停まっていた。ゲートからは舗装路を一時間、非除雪区間を1時間で猿倉荘に到着。
猿倉荘のトイレ裏から登っているトレースもあったが、取り敢えず夏道の林道をショートカットするトレースを追う。左手に気を付けていると尾根に乗れそうなトレースがあり、白馬尻に向かう林道から分かれて猿倉台地を目指す。雪はグズグズというわけではないが、少し滑るので途中でクランポンを装着。Sさんの靴の踵のソール剥がれが見つかるが、クランポン付けていればなんとかなるでしょう。
重荷と暑さにやられながらも、先行のツボ足トレースに助けられて小日向のコルには昼には到着した。
ここで幕営して翌日に双子尾根を登るパーティーと別れ、私たちは双子尾根に乗る。直ぐに戻ってくるスノーハイク組とすれ違い、そこからはノートレースとなった。脛程度で、ワカンの出番ではない。

コルから一時間の平坦地で休憩を入れている時に、呼吸の荒くなっていたTさんが悪化した。過呼吸気味に加え、手が痺れるとのこと。彼女の初日の高度障害は覚悟していたのだが、今までも翌日には回復することは知っている。様子見の間に整地をはじめ、結局ここを幕営地とした。銀嶺会の泥酔系の二人と私が呑んだくれているうちに、Tさんの体調も回復してきた。

[4/10] 幕営地(05:06)-(05:59)樺平-(09:29)杓子岳-(11:41)頂上宿舎-(13:46)白馬尻-猿倉(15:06)-(17:00)二股 快晴無風

3時起床、5時発。撤収していると白馬主稜にヘッ電が見える。クランポンとハーネスを装備して、夜明けのちょっと前にライト無しで出発。ラッセルを覚悟したが、30分も歩かずに右手から詰めてきたトレースが合流してきた。内心、ちょっと嬉しい。途中、灌木交じりの岩稜が現れ、恐らく前回は右から巻いたが、トレースを追うと巧みに雪のクラックを処理して楽をさせてもらった。


稜線は次第に傾斜を増し、休憩出来るポイントも限られてくる。振り返ると昨日に会った小日向のコルに泊まったパーティーが追い付いてきた。空身で山頂往復とのことで私たちより速く、先を譲る。

露岩やハイマツが現れて来た辺りでも雪がしっかりしており、結局ロープを出すことなく山頂に到着した。

往路を戻る4人Pと別れ、ここから夏道で頂上宿舎を目指す。気持ち的にはもう終了していたので、これがなかなか堪える。やっと登りから解放されたと思った大雪渓の下りも、これがズボズボで消耗させられる。途中、Tさんのソール剥がれも見つかる。まぁなんとか。
ダメ押しの車道歩きも辛い~。

装備は念のためのロープ30m、スノーバー、ワカン。全て使わなかったがどれも念のため。ガス缶は大1で、テンプラとかご飯を炊いたりしても余裕。

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