丹沢玄倉川支流同角沢

1989/6/11
秦 記


メンバー:秦野集合組
川崎、山口、中川、桜井、養田、松野、鈴木、立木、
(体験山行)松本、谷中、
新宿集合組
松元、秦、佐野、小石一家
(体験山行)浦野
現地集合組
森田
以上18名!! 但し佐野、小石一家、森田の5名は「夜の部」のみで翌朝下山。

小雨の降る夜の河原に下りていった、車のヘッドライトに浮び上がった、大きな大きなキャンピングテント。これが今回、急拠購入し、新たに会の装備に加わった宴会場というか、大広間というか、次の間付というか、兎に角そういうものであった。
みんな揃った所で、早々中に入り、その大きさ、広さ、天井の高さ(ジャンプしてもとどかない)等々に感心しつつ、やがて酒も入り、盛り上がり夜は更けていった。
翌朝、雨は少し降っていたが、朝食の後同角沢の出合いに向かう。遡行開始は午前10時過ぎ。例によって、遅めの出発であった。
13名の大パーティーのこととて、ザイルを出したり、しまったりしながら遡行を続ける。不動の滝20mは水量が多く高巻き。その名も高い(かどうかは知らない)遺言棚45mが上流に控える同角沢。
この日の白眉は、しかしその一つ下流にある無名の滝であった。25mの高さから垂直に落ちる豊富な水の右側に連打されたボルトに治って、先ず中川がA1でリード。次いで松野、桜井、川崎、山口、養田、鈴木、立木の計8名が直登。
一方、巻き道(というより、もう一つのルートといえるほど、結構悪いチムニー)は、最初に秦がザイルを引いて登り、浦野、松元、松本、谷中の順で通過。
さて、いよいよ遺言棚3段45mである。1段目は右側のバンド状にザイルをフィックス、2、3段目は桜井がリードでザイルをフィックスし、各自、ユマールやプルージックでぞろりぞろりと登り終えたのであった。
ここでやれやれと思うのも束の間、長いやぶこぎが待っていた。ケモノ道のような踏み跡を小一時間程右往左往して、登山道に飛びだす。
大石山で大休止。ここでカレーうどんを煮たり、するめを焼いたりする剛の者がいた。このあと、瀟洒な東屋を経てユーシンロッジに着いたのが17:00頃。
雨はすでにあがっていたが、稜線には一日中ガスが漂っていて、展望には恵まれなかったが、大勢でワイワイと楽しい山行は無事終了。

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