2019/5/11 トップガン(5.13a)

この課題を知ったのは2017年頃か。
金曜ロードショーで見たその映画通り、大空へテイクオフする印象的なルート。
瑞牆本で見た、自然が生んだ芸術作品、という言葉に更に気持ちが惹き付けられた。

2017年のはじめてのトライは一段目のランジへの入り方も分からなかった。動画を見て臨んだ2018年のトライは最初の中継カチが痛すぎてもてず。

2019年、GWのコンディションがよく誰もいないとき、集中してトライできるチャンスをもらい、遂に一段目のランジの入り方がわかった。
そのままRPに持ち込めるかと思ったが、それほど甘くもなかった。

仕事なんて上の空で、次の週末の天気とパートナー探しだけが気がかりだったが、わがままを聞き入れてもらいカサメリへ。

1便目、アップ兼ヌン掛け。テンション後にガバからリップまで繋がった。これは出来るやつや。
2便目、すごい心拍数。落ち着いてから登り始め、ランジまで行った。でも、左手の持ち具合がイマイチでランジがとまらず。
3便目、とても落ち着いていた。よどみなくレストポイントまで。懸案の左手ポケット、保持感がイマイチだが飛び出す。すっぽぬけた。終わらせるつもりだったので、一通り落ち込む。

4便目、予定では出すつもりがなかった。パートナーズとバカな話をしながら過ごす。
落ちても回収のために終了点まで行く、と伝えると、RPするから落ちて回収するとかない、と勇気づけられた。
落ち着いてレストポイントまで。
トラバースの最後にあるレスト大ガバから右手を浅いガバへ送る、左手を同じくガバの続きにある少し右向けに引けるガバへ。
はじまる。ここから7手で空をつかむ。

カチ、ハイステップ、右手ポケット。
左手ポケットのさし方を一回で決められず、持ち直す。続けてやったなかでは一番もててる。

飛び出す。
止まった。
静かな世界になった。

余裕があるのかないのか、この類いのルートではよく分からない。
おもっいっきり飛び出すだけ。足はどうせ残らない。

飛び出す。
右手を空に伸ばす
完璧に止まる。
落ちるはずのないマントルで少し緊張する。

リップ上は、その下とは違う風が吹いていた。

※※※※※ここからムーヴの記載※※※※※

トラバースの最後にあるレスト大ガバから
右手を浅いガバへ送る、左手を同じくガバの続きにある少し右向けに引けるガバへ。

左足を少し高めのフットホールドへ、右足を棚の最外部の少し丸平らな所へハイステップ、壁に入り込み、右手を中継カチヘ出して爪を立てるように握りこむ。(1手目)

左足を棚の最外部にある欠けそうなフットホールドへ(結構頑張る)、次の右手ポケットをしっかりと見据え、少しだけ足で押して人差し指と中指をポケットへさす。(2手目)

左足をおいていたフットホールドの少し上にある丸平らなフットホールドへ、少し腰をあげ、左手を右手で中継したカチヘ。(3手目)。

さらに少し腰をあげ、左手を四本指ポケットへ、親指はポケットのすぐ右のえぐれた部分を押さえる。(4手目)
※ポケットは二本づつのセパレートで、たまに人差し指と中指がセパレートされたり、小指を入れ忘れると効きが悪くなる。親指もたぶん大事。

両足を棚のガバへ、腰を落とし、飛び出す。右手でガバの右中間辺りをとらえる。(5手目)
※ガバは頂点から左にかけては指が入り込むが、右側は平ら

両足が切れるが、ふられを右足で押さえる。左手をマッチ。(6手目)

左足は左手で使ったポケットへ、右足は左足よりも少し高いスメア的なフットホールドへ、飛び出して右手をリップの平らガバへ。(7手目)

あとは簡単なマントルを返して棚に立てる。
一手目はリーチによって、三手目は体幹力で省略できます。私には三手目が1つの鍵でした。

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