2017/10/6-16 ヨセミテ合宿

 福田

他の会の人と6名で、ヨセミテにクライミングに行ってきました。

■クライミングの記録(登った順)
●ビショップテラスBishop’s Terrace 5.8
途中で切らずに1ピッチで登り60m。山岡さんがリードし、フォローで登る。隣のChurch Bowl Tree 10bもフィンガー課題で登りたかったがまた今度。

●サッカラークラッカーSacherer Cracker 10a
45m。山岡さんの後、フォローで登る。下部5.7のオフィズスがいきなり悪く、その上のシンハンドでテンション。最後は右がオフィズズ、左はチムニーでどちらも悪い。リードもしたが、やはりシンハンドでテンションし、途中敗退した。恐るべしヨセミテの10a。不動沢の修行が足りなかったのね。1日目なのに、ものすごく疲れた。

●ノブジョブKnob Job 10b OS
ノブ状の突起に立ちこむ課題。昨日のサッカラー10aで失った自信を少し回復。

ノブジョブ

●ザ・チューブThe Tube 11a TR
ツルツルスラブを細いフィンガーで登る。後で知ったのだけれど、手の突っ張りで登るらしい。鈴木さんがリードして張ってくれた。鈴木さんはTRでノーテン。さすがです。私はテン山。

●シェリーズクラックSherrie’s Crack 10c ×
これもツルツルスラブに刻まれたフィンガークラックを登る。つま先をクラックに押し付けるもツルツルすぎて、フィンガーの引き付けで登るほかない感じ。力尽きテンション。

●コミットメントCommitment マルチ 1P5.9 OS、2P 5.7フォロー、3P 5.9フォロー
Five open bookエリア。 先行3パーティー待ち。80位のおじいちゃんが、チャーーリーーレディトゥクラーーイム!と叫んだ後にのんびりと登っており、なんとも微笑ましく癒された。別パーティーの金髪タンクトップ娘は、3ピッチ目の核心で雄叫びの末にテンションし、Fuck!Fuc–k!!!と連呼し、岩下嬢をビビらせた。が、岩下嬢のトライは、ルーフのアンダートラバースで軽くうめき声をあげるものの無事登り切ったぞ!グッジョブ!

●セレニティクラックSerenity Crack マルチ 1P 10a OS、2P 10b OS、3P 10d ×
登りたいと思っていた1本。1P目の出だしは10mほどノープロで、1番手の林さんがセットした0.75×0.5オフセットX4を残置してもらい助かった。傾斜は寝ているのだけれど、ピトンスカーは手が悪く(ジャムできない)、足はジャムしっぱなし。私はモカシムで正解だったが、きつめの靴の人(鈴木さん他)は痛い痛いと泣いていた。クラックはことごとくフレアしているので、オフセットカムが活躍。3P目10dは、林さんが核心にナッツを残置してくれたので、完登したかったが、足がツルツルで切れてしまい、ヌンチャクをつかんでしまった。無念!テレポーテーションの核心ぽいとの噂だったが、テレポより寝ており簡単に感じた。

セレニティ

●サンズオブイエスタディSons of Yesterday マルチ 1P 5.4フォロー、2P 10a OS
セレニティからの継続で2Pまで。このマルチは4P目が素晴らしいハンドクラック5.9との評判なので登りたかったが、2P目で全員グロッキーだし4時を回ったので終了にした。懸垂で下降。

●アウターリミッツOuter Limits 1P目 10b FL
朝、岩場に着いてもみなぐったりている5日目。クッキーの有名ルート。最後は左のフィンガーではなく、右のハンドを登ると失敗しない。山岡さんのアドバイスで完登できた。

アウターリミッツ

●ミートグリンダーMeat Grinder 5.9 TR
一見ワイドだが、中にハンドが決まりワイド登りしなくても。隣のRed Zinger 11dを登るイケメン兄さんの核心登りをガン見してしまった。

●ナットクラッカーNutcracker 5.8 マルチ 5ピッチ 偶数リード
人気ルートだが、1番手で取り付けて良かった。眺め良く、楽しく登れるマルチで満足。みなおかしなノリになっており、終了後は撮影大会で盛り上がった。

ナットクラッカー(集合写真)

●ルナティックフリンジLunatic Fringe 10c ×
今回一番登りたかった1本。下部を慎重にバッククリーン(カムを残さない)で登ったが、中間部のレイバック10cで無念のフォール。(写真はフォール直前!)あと1手我慢すればハンドだったのに。上部のフィンガーでもテンションして、完登は次回に持ち越し。見栄えも登りごたえも申し分ない課題だった。ヨセミテはレイバック課題が多く、鍛えられる。

ルナティックフリンジ

●リーズピナクルダイレクトReed’s Pinnacle Direct 5.9+10a(2P)フォロー
河村さんがOSトライ。難しくはないけれど、長くて疲れる消耗課題。手の大きい人有利のアメリカンサイズ。

●キーストーンコーナーKeystone Corner 5.8 OS
楽しく登れる5.8。終了点を上からセットしてからのリード。メニュー消化モードの8日目。アプローチも楽ちんなFive and Dime。看板ルートの10dはトップロープも張れるが、疲れすぎていて手をつけられず。

●コッパーペニーCopper Penny 10a TR
核心は体の入らないオフィズス。パッと見チムニーに見えるが、無理やりチムニーに入り込まないとチムニー登りはしない。結果は上からトップロープをかけての、テン山。林さんは、TRながらヒールアンドトウを上手に使いノーテンでした。さすがです。

●ミッドナイトライトニング ※記念撮影のみ
最終日に、キャンプフォー見学。テントは6ドル。ミッドナイトは、ハイボルダーで、かぶってました。

ミッドナイトライトニング

■感想と反省
旅行期間11日中8日間休まずクライミング。全日快晴でした。登ったルートは15本。うち5本マルチ。毎日エリアを替えて、そこの看板ルートを登った感じ。毎日スバラシ過ぎて、疲れたけれど、とにかく毎日楽しかった。
次に行くときは、もっと力をつけてNabisco Wall(11a、11c、11aの3ピッチ)に挑みたい(高望み)。

■クライミングの道具
シングルロープ9.5ミリ60m、カム0.2~3を2セット4~6を1セット、うち0.2~0.75はオフセットカム1セット、ナッツ1セット、ヌンチャク6位、スリング0.6~2.4m、ミウラーウーマン、モカシム、ルベルソ、グリグリ2、ナッツキー、ハンマー、ビレーグラス、テーピング、ヘルメット、ハーネス、パス、75?ザック、スーパートポ。
靴は、足ジャムが続いても痛くないものが1足は欲しい。
オフセットカム重宝。ロープは60mでも足りるが、70mあると安心。

■生活、交通
Yosemite View Lodge($200/泊、2ベッド4人定員、ミニキッチン付き)に宿泊。6人で2部屋。レンタカー2台。食事はオール自炊。昼は弁当。まさに合宿。

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