10/9-10 栗子山塊・滑谷(なめだに)沢左俣

10/9-10  栗子山塊・滑谷(なめだに)沢左俣

メンバー:O、W(記録)

10/8(土) 午後都内発。奥羽地方有数の古湯、飯坂温泉「鯖湖湯」(入浴料200円)で入浴後ステビバ(鯖湖湯は日本武尊、西行法師も入浴したとか)。

10/9(日)

朝、低気圧が通過するまで待機。

img_2954img_2965

1050 東栗子トンネル出口付近の駐車スペースを入渓点(大平橋)に向け出発。明治時代に開通した旧万世大路を進む。途中通過する二子山トンネルは昭和初期開通。道端には石垣や排水溝もあり、昔日の繁栄が偲ばれる。途中、山ブドウ、サルナシ取りの親子と出会う。味見をさせてもらったが、サルナシはキウイフルーツに味が似ており甘くて美味。山ブドウは酸っぱくてそのままではちょっと厳しいか。

dscn0143

1300 大平橋から入渓。ナメの多い川床を下る。難しい所はなく、時折川中をイワナが走る。1時間ほどで美しいブナ林の中の広い平地に到着、小憩。かなり広いテン場適地で、焚火の跡、ブルーシートのデポがいくつかある。

dscn0144dscn0147

時間があるので、さらに下って左俣右俣出合付近のテン場を目指す。徐々に沢らしくなり、滝が連続。沢床も周囲の岩も滑っており、途中、巻道から沢へ下降する際、あやうく転落しそうになる。掴まっていた細木一本に助けられた。それほど高い所ではなかったが、落ちたらまずいことになっていたかもしれない。今回は初めての靴(ラバーソール)を履いており、どれだけ踏ん張れるかわからないこともあった。

dscn0148

1500頃左俣右俣出合付近のテン場到着。先ほどのブナ林の平地よりこじんまりしているが、風の影響もほとんど無く、なかなか魅力的。薪が湿っているせいか、盛大な焚火になるまでかなりの時間を要し寒さが身に染みた(前日は気温19度くらいであったが、低気圧通過後かなり気温が下がった)。タープでなくテント泊で大正解。

dscn0165

10/10(月・祝)

0730起床。焚火で暖まり朝食の後出発。昨日下ってきた左俣を遡行する。下が切れた巻道もいくつかあったが総じて難しいところはない。 ブナ林の平地より上はキノコを探しながらの沢歩きとなる。大平橋到着後、荷物をデポして昭和初期に開通したもう一つのトンネルを見に行く。こちらのトンネルは内部が崩壊しているため通行不可。入口を眺めて引き返す。東栗子トンネル着1500。

dscn0167dscn0168

高湯温泉あったか湯(入浴料250円)で汗を流して帰路につく。途中東北道が渋滞しており都内着2200。

「滑谷沢」という名前のとおり、沢床他が滑っており、メンバーはラバーソールでの遡行であったが、フェルト底の方が良いかもしれない。登攀具は全く使用せず。

Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Google Bookmarks