西上州・行者返しの滝

2015/2/15
渡邉記


2/14に犬・仔犬を登った後に、昇天に行く予定であったが、雪が降り風も出てきたため、パーティーで相談して、西上州最難といわれる行者返しの滝に行くことに。
ルートは3P(脳軟化症を自負する男、というルート名)、なかなか氷結しないことで有名で、過去にSolidに登れたのは08年。今年は西上州は氷結が良いので期待していたが、下からは登れそうもなかった。

リーダーのS藤さん(ぶなの会)が、3P目は上から回り込んでトップロープが張れると聞いたことがあるというが詳しいことは解らない。
まずは地形図を広げ、滝の位置と落ち口を探す。GPSと照合させながらアプローチできそうなルートを見定める。3度目に狙いを定めた沢は、比較的障害なく降りられて、FIXを2本繋いで降りたところで、見事に3P目の落ち口に出た。
下部は快適な氷柱であるものの、上部はペラッペラのベルグラで岩の上に落ち葉が積もり、氷が張っている状態で、ミックスというよりドライ。氷柱を抜けるとギアも取れないので、知らずに下からリードで上がってきたら悲惨なことになる。

行者の滝までは、下仁田インターから、市街に入り、「跡倉」の交差点(地図には跡倉と名前がついているが交差点には何の標識もない)を172号へ進む。坊主渕のバス停から左に大きく折れる車道を行かず、直進すると段々左にカーブして、その後、右に折れ曲がる手前、左側を見上げれば滝が見える。2台ほどの駐車スペースあり。

落ち口へは、坊主渕のバス停から車道に沿って左に大きくヘアピンカーブ。そのまま滝の裏側に回り込みむ様な格好でどんどん進み、桑本川を4回目に渡る橋を超えたところで右の分岐にVカーブ(大型車はスイッチバックかも)、舗装された道をさらに西に進むと大きく蛇行するあたりに民家が1件。カーブ脇に駐車スペース2~3台あるのでそこに車を停め、そこから滝の落ち口まで真北に進路を定めて沢をうまいこと降りる。
なお、滝の3P目は50mあるので、FXI含め、ロープは最低4本必要。

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