笛吹川 東沢釜の沢

2002/6/15~16
メンバー:西俣:常世田・宇賀田・山本(裕)・山本(武)・羽場・矢野
東俣:三浦・星山・玉田・横沢・山口(節)   山口節 記


14日
24時過ぎ西沢渓谷の道の駅で全員集合。和っちゃんの飛び入り参加で宴会が始まる。雨が時々強く降る中午前2時ごろまで飲んでいた。

15日
曇り。どうにかお天気はもちそうだ。今日の行程は、両門の滝までなので、朝はゆっくりと8:35発。山の神を過ぎたあたりで渓流シューズにはきかえる。昨夜の雨の割には水量は少なく瀞の水も青く澄んでいた。
最初に現れる乙女の滝でハーケンを打ちながら上っているパーティーがいた。東のナメ、西のナメを過ぎると国師ガ岳につめあげる金山沢との二俣につく。右手の釜の沢に入るとすぐに魚止めの滝になる。確か以前は倒木が立てかけてあったのに、どこにも見当たらない。お助けシュリンゲをだしてもらい越えると、やがて千畳のナメが現れる。すべるように流れる一枚岩の上をヒタヒタと歩くのはいつきても気持ちがよい。しかし昔(10年前)遡行したときよりも川幅が狭くなっている気がするのは、気のせいかしら。
三浦さんをトップに中年隊はあっという間に姿が見えなくなってしまった。年をとるとだんだんせっかちになっていくといわれるが、まったくそのとうりだと思わず笑ってしまう。若者3人と裕さんは瀞の1枚岩が出てくるたびにへつりを楽しんでいる。
沢ってこうして大勢でワイワイいいながら行くのも楽しい。
13:45、両門の滝の手前にテン場を確保する。さあ夜まで長い。時々降る雨のあい間をぬって焚き火を囲んで、限られたアルコールで長い午後を過ごす。

16日
曇り。西俣パーティの常世田・宇賀田・山本裕.・山本武・羽場・矢野を6:30に見送り、残りの私たちは焚き火の始末をして15分ほど遅れて東俣を目指して出発。
最初に出てくる両門の滝は水流の右側を行くのだが、先行パーティがロープを出していたので私たちはさらにその右を高巻くが沢への降り口のトラバースが悪くロープを出してもらった。そのすぐ上の右手から落ちてくるマヨイ沢を過ぎるとヤゲンの滝になり、ここを過ぎるとゴーロ歩きが続く。
やがて左から出てくる水沢師を過ぎると源頭に近くなる。源頭には曇っていて暗い沢の斜面を岩カガミのピンクの花が一面を覆っていた。思わぬプレゼントに感激してしまった。
10:00甲武信小屋着。うんざりするほどの急傾斜の近丸新道を下降する。楽しみにしていた石楠花は1週間遅かったようだ。
ヌク沢の出会いで休憩を取っていたら宇賀田さんが疲れた顔で降りてきた。甲武信岳の頂上でバラバラになり矢野、山本武・羽場の順に先に下りていったとのこと。
西沢渓谷バス停着14:00.。星山さんとバス停の茶店のおふろで汗を流して出てきたら、武さんと羽場さんの姿がまだ見えない。1時間半くらい待っただろうか。大汗をかきながら降りてきた2人は、破風山まで往復してきたとのことで、事情は本人たちに聞いていただくとして、ともかく大変ご苦労様でした。

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