丸山中央壁・緑ルート

1999/9/11~12
メンバー:坂口・木元  坂口 記


当初の予定ではアペンディックスの予定であった。宮城ちゃんから借りた大量のギヤを背負い、結構気合が入っていたのだが、結局は「緑」となってしまった。以下はその記録である。
急行アルプスで信濃大町へ。乗合タクシーで扇沢へ(@1200円)7時半まで仮眠をとる。トローリーバスで黒四ダム、トンネルを出たところで本郷さん(現秀峰登高会)に逢う。嵓の第5、6、7代CLが集まったねとしばし談笑する。これから沢(ルート忘却)にいくとのこと。
蔵ノ助谷出合へは1時聞程で到着。岩壁基部に行く途中で雨にふられる。11時までツエルトを被って待機。結局、はっきりしない天気なので討議の結果、ルートを「緑」に変更する。
不必要なギヤはすべて取付にデポ。ガイドブックどおりボルトラダーが一直線に伸びており、ビンの効きも良い。唯一まあ、私がアブミ最上段に乗らないとどかないところがけっこうあった。よって小さい人は苦戦すること必至である。
5時にバンドへ抜け、ホテル丸山へ。大きいと聞いていたが、思ったより小さい。これなら左岸稜の洞穴のほうが大きく居心地がよい。染み出しもあり、朝、シュラフはヌレヌレだった。酒のないビバーク(あたりまえ)は眠るしかない。
翌日、7時過ぎに上部ハング帯に取り付く。ブヨがうるさく、両腕にかなりの斑点ができる。A1のあと核心のA2へ。ピンはしっかりしているし、間隔も狭いので衝立に比べればよいが、如何せん高度感はハンパなものではない。3ポイント両足ブラブラになり、怖かった。以降、草付きとフエースそして木登りを2ピッチして樹林帯へ。
上部の懸垂は恐ろしく、空中懸垂は壁より5メートルは離れる。下部は4回の懸垂で一気に取付基部へ1時に終了。軽く休んで、ギヤの整理して岐路に。黒四ダム到着、3時だった。

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