瑞牆 大ヤスリ岩 ハイピークルート

1997/5/4
メンバー:木元・伊平/杉浦・小田桐・常世田  常世田 記


瑞牆山荘 8時45分 ~ 一般登山道 ~ 左に大ヤスリ岩基部へ回りこむとすぐに取付きへ出る。顕著なチムニーとクラックがある箇所を登るのである。11時登撃開始。

1P (小田桐リード)
チムニーは水が滴り落ちているので左のクラックから取りつく。5メートル位やや難しいフリーで、あとはアブミで上のチムニーに体を入れるまで登り、チムニーに入って3~4メートル奥へ入り込む。足を前後に突張りながら一段上がり、リングボルトに掛けたアブミでチムニーを這い出す。左のスラブをアブミの掛け変えで5メートル程登り、再び右のチムニーに入り込む。チムニーの内面をスタスタと歩いて上へぬけ出ると大石の累積に松の生えた中間テラスにでる。(雪が残り日陰でひどくサブイ)
2P (小田桐リード)
大チョックストーンの左手をフリーで左上し、垂壁で阻まれた所から右上する。人工とフリーを交え登ると小チョックストンの下に出る。岩にスリングを回して支点にし、ピッチを切る。(氷雨が降り風も出て非情に寒い)
3P (小田桐リ一ド)
左の垂壁を僅か3メートル程アブミで登るとテラスにでる。ここが大テラス。確保支点もしっかりある。先程の小チョックストンに乗ってテラスから垂壁に乗り移り、アブミの掛け変えで40メートル大ヤスリ岩頂上へ直上するのだが、3本目あたりのリングボルトがチョット遠い。リストバンドにのる。(リングを上向きにしたままで杉浦さんゴメン)ピーク直下で左にリングボルト右に残置スリングの付いたピン、どちらもボロイ。左を選択し、ラスト3メートルフリーでピークヘ出て登攀終了。
丁度天気も回復して、日がさしてきた。すぐそこに瑞牆山頂もアリアリと見える。快適なハイピークで我等スモーカー第二パーティーは3人で一服休懇。
懸垂は大テラスまでと、大テラスから一般登山道への2回で下降終了。ここから80メートルくらい道を下り基部へもどる。 4時。

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