谷川岳衝立岩ダイレクトカンテ

1996/7/21
メンバー:小林・木元 小林 記


遂にこの日がやってきた。衝立のデビュー戦である。一度取り付いているのだが、色々なことがあって、一ピッチしか登っていない。今回の目標は、しなやかに登るとゆうことだ。
朝4時30分に出発する。足取りも軽く、アンザイレンテラスに着いたのは6時前である。少し緊張はしたが、はっきり言って気分は最高である。木元さんも調子がよさそうだ。天気もバッテリ快晴だ。
まず一ピッチ目だが、前回来ているのでルートファインディングはバッチリである。4級の草付きと凹角である。小林リードでなんなく突破。意外に速く登れたなと思いきや、木元さんは7分位で登って来たのである。はっきり言ってこれには脱帽である。木元さん
が一言「俺は草付きは大好きだからな」と言う。2ピッチ目は木元さんリードであるが、スルスルと登ってゆく。さすがにあのようには登れないだろうなと思い取り付くが、やはりスルスルと言うわけには行かなかった。
3ピッチ目は小林リード。本チャン初のA-2リードだが、ここも難なく突破する。一ヵ所だけ口が欠けたハーケンが有ったが、乗って
みるとなんて事はなかった。でもいつかは無くなるだろう。
4ピッチ目は木元さんリードこのトラバースは怖いと聞いていたが、自分はあまり怖くなかった。まあ事故が起こったときは、結構やばそうではあるが。セカンドで登っているが、そろそろ終了点である。
と、そのとき、木元さんが「後15分だぞ-」と言う。何の事かと思うと、どうやら時間設定をしているらしい。結局3時間55分だったので、4時間の壁は切れたのだ。まあ今回は80点位ではないだろうか。
12時前には出合いの駐車場でビールで乾杯。とその時、村上さんパーティから、お約束の無線コールがはいる。

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