易老沢

1993/9/25~26
メンバー:鈴木博・本郷・遠藤・鈴木直   記


早出川あたりで泳ごうという思惑であったが、最近やたら寒くなり、また、天候も思わしくないため、無難なところで南アルプスの易老沢にする.直樹は2年ほど前に沢の出会いまで行って水量が多いので引き返してきた経緯がある。出会いまで車で入れるのは良いのだが、とにかく遠い。本郷氏は一人で運転し疲れきったことであろう。これが核心であった。
当初、左俣に入るものだとばかり思っていたが、博道、本郷両氏が今回は釣りに来たのだとばかり簡単そうな右俣を主張し、私も山岳体系を読んだところそんなにつまらないわけでもなさそうだと自分を納得させ右俣にする。 8時半頃入谷。
途中、本郷氏と直樹が竿をたれるが1尾も魚は釣れなかった。やはりいないのだ(ということにしておこう)。
滝は崩壊し、かなり石で埋まっている感じだ。水は泥で若干濁っておりきれいとは言えない。山岳体系にある大滝やナメ等は見あたらず、かなり単調な河原歩きとなった。
上の方の滝にはちょっとは面白いところもあったが、何せ1700mの高低差を1日で上り詰めるわけだから、水の切れてからの急登では飽きもあって疲れがピークである。ただ遠藤女史はいつもながら元気であった。
稜線に出て光岳頂上へ。ここで座り込んでビールの缶を空け、酒パックを開ける。南アルアス最奥の山だけに趣深い。そうだ、我々はこの山にピークハントに来たのだ。縦走屋の気分になる。
一心地ついたところで無人小屋に移動。4時頃到着し、カレーを食う。6時過ぎに左俣から登ってきたパーティが入ってきた。左俣に入って無くてよかったと思う。大変そうだ。
翌朝は素晴らしい雲海を眺めてから下山、易老岳まで縦走して山道を下りる。

戻る

Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Google Bookmarks