剣岳八ツ峰6峰Dフェース富山大ルート

1991/8/15
メンバー:本郷・長谷川  本郷 記


8月15日、今日は合宿の第五日目である。
本郷、長谷川の2人は、これから取り付く6峰Dフェースに向かって、長次郎の雪渓を一歩一歩進んで行く。遠くに見える6峰にはすでにたくさんの人がいる。
Dフェース付近のシュルンドの下を通り、富山大ルートの取り付きに到着すると、前には家族連れが2パーティーいて、順番待ちを覚悟させれる。
9時に1ピッチ目を長谷川さんりード。4+のピッチだが、疲れた体にはえらく難しく感じられる。途中から、かぶりぎみになり、。フェースを抜けるとピッチをきる。
2ピッチ目を本郷リード。やさしいフェースかやかぶりぎみの凹角に向かう。ホールドが細かくて結構難しく、登った後でここが核心部だと気付いた。今回は、長谷川さんに核心部を譲る予定だったので、悪いことをしたと思う。フリーで5-ということだ。
3ピッチ目は、左上バンドまで長谷川リード。左上バンドをリッジヘ抜ける4ピッチ目を本郷リード。景色が素晴らしく、大変気持ちがいい。
5ピッチ目からのリッジを長谷川リード。記念写真をとりながら、緊張感もなく登る。
最終ピッチを本郷リードでDフェースの頭へ。途中で何度も順番待ちがあったので、12時を回っていた。もう1本どこか登りたかったが、あまりにも人が多いので、あきらめて真砂沢へ帰る。
これで91年夏合宿も終わり、とにかく体力のいる合宿でした。

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