西ゼン

1988/9/11
松元・本間・鈴木(光)・川崎・宇賀田・佐野・山口・中川・松野・岡本・関


10日夜、新宿発。途中から雨足が強くなってくる。土樽駅の前、関越自動車道高架下の通路でビバーク。
11日朝になっても雨は降り止まない。そのせいか意気も上がらず出発が遅くなってしまった。
雨は午前中には止んだものの沢の水量は多い。西ゼンに入って間もなく下から遠くスラブ帯を眺めるとスラブ中央部が巨大な滝となっておりとても登れそうには見えない。先行パーティの動きも何となく悪戦苦闘しているかのように思えてくる。
しかし実際に取り付いてみると思いのほか簡単に登ることが出来た。
西ゼン全般にいえると思うが、濡れた岩よりは踏跡などの付いている草付きの方が一見容易そうに見えてそちらに行きたくなってくるがむしろこの草付きの方が「ヤバイ」ように思う。
スラブ帯が終わる頃より再度雨が降ってきた。期待していた稜線上の池塘が散在する熊笹帯も濃いガスと風のため楽しむどころではない。
夕方も近づいており下降を急ぐ。下降ルートには平標新道を取るわけだが往々にしてこの新道と付く道でよく踏まれていたためしがない。
朝方歩いてきた道まで明るいうちに降りたたなければルートを見失わないとも限らず気が急ぐ。どうにかヘッドランプをつける前に下に降り立ちことができ、後はランプの明かりをたよりにユックリと歩いてゆくことにした。
(追伸)
1.たとえ日帰りの山行でもヘッドランプetcは絶対に忘れないこと。
2.ザイルを使用する山行の時、パーティに1~2ケユマールを持って行くようにしたらどうだろうか。行動時間の短縮等に役立つのではないかと思う。
3.新道の下降中に佐野さんと松野さんが蜂に刺されるアクシデントがあった。とくに気の毒なのは佐野さんで左目が赤くふくれ上がり「お岩さん」のようになってしまった。どういった種類の蜂か分からないがスズメ蜂でなかったことは幸いでした。

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