一ノ倉沢南稜

1995/5/27
メンバー:松元・宇賀田・小川  小川 記


5月26日21時30分荻窪駅集合、何と登高会嵓の会山行にきてしまった。それも5月の会山行は谷川である。5月初回の集会で入会希望を出し、その集会の中で今月の会山行は、谷川であることが伝えられた。本来は1週前の会山行であったが、天候が見込まれないので1週間後にずらされた。たまたま27日、28日と私は休みを入れていたので、本郷さんの「小川lさん行けますか?」の一言に「行けます」 と答えてしまったが、私のような初心者で入会したばかりの者が行ってもよいのだろうかと、内心困惑してしまった。
私の休みは不定で、25日も休みだったのでさっそく会員の宮城君にお願いして、練習のためつづら岩に案内してもらい、基本的手順などを教えてもらった。書面などでは確認していたが、実際やってみるとなかなか考えているようにはいかない。
一応何とかなるでしょうと言ってもらえたが、不安材料はいくらでもある。27日、出合まで歩き一ノ倉沢を見上げたときは正直いって「オイオイ、かんべんしてよ!」という感じだった。
今回は私には松元さん、宇賀田さんという、二人の会の代表人物がついて下さった。雪渓、テールリッジ、南稜テラスへと進み、取り付きである。宇賀田さんがリードで私が確保、1ピッチ、2ピッチと登りやすいフェースを登り3ピッチで草付に出る。4ピッチ、5ピッチ目の馬の背リッジから、最後の傾斜の強いフェースを越えてきてしまった。3人での登りなので、私はまん中で何が何だか、いつのまにか来てしまった感じである。
松元さんは手術後の山行でどうも具合が良くないようで、懸垂下降は無理と判断、稜線に出ることになる。途中5ルンゼの頭でロープを出す。トップをやってみるかと松元さんに言われやってみるが、全てにおいてタジタジであった。
国境稜線から西黒尾根へと下った。26日南稜、27日中央稜と、一ノ倉を2日間、私にとっては、大変良い経験、かつ、教訓になった。
この2日間、私についてくださった松元さん、宇賀田さん、山本さん、倉島さん、また宮城君、「ありがとうどさいます」。感謝の一言であります。次は全てにおいて、ワンステッブ上がれるように頑張りたい。

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